未来を哲学する

未知なる世界を探求、想像し、哲学的な視点から独自の考察を紡ぐブログです。

公園のてんとう虫とサラリーマン: 日常の中の非日常

暑い月曜日の昼、公園で座ってコーヒーを飲んでいたら、目の前の草原に赤いてんとう虫を発見。可愛らしいので写真を撮ろうと思ったら、歩いてきたサラリーマンに踏まれて動かなくなった。

刹那の出来事だった。

映画の主人公が開始10分で死んでしまって、もう登場しないような「えっ?」という感覚。

そんなサラリーマンに一瞬怒りを覚えたが、彼には全く意図はなく、日常で私が無意識に横断歩道の白線を踏むようなものだったんだと思う。
なんか自然の摂理を垣間見た感じがした。生命連鎖の縮図とも言える。
善とか悪とか、正しいとか間違っているとかなんてものはそこにはなく、ただの出来事しかない。空から雨が降るのと同じ。ただの出来事。

サバンナでライオンがシマウマを仕留めて食べているのを見て、悲哀を感じるのは人間だけ。勝手に意味付けをする。そして、その身勝手な意味付けで精神が病んでいく。なんて非合理な生物。でもそうした矛盾が愛らしいのかもしれない。

と思っていたら、数十秒後に動き出した。草がバリアになってダメージが少なかったみたい。

一定時間動かなかったのは、また不用意に動くとやられる(鳥とか)からかも知れない。
人間もこういうとこあるな。
これは社会の縮図だな、と思った。

ランチの時間に考えることではない、疲れた。