未来を哲学する

未知なる世界を探求、想像し、哲学的な視点から独自の考察を紡ぐブログです。

クオリアってなに?

今日、高校生の息子と話してた時の話です。

AIについて議論していた時、息子が

「AIにはクオリアがないからね」

と発言しました。

私はわからない言葉に戸惑いながらも、

「そう!その通り!」

と言ってその場を回避。

そして妻が、

クオリアってなに?クリオネの仲間?」

と訳の分からない返しをして、息子が

「それは説明がむずかしいねぇ」

と。コイツ、実は意味も分からず使っているのではないか・・・

で、調べてみました。

クオリアとは「感覚質。何らかの経験・感覚によっておこる、一人一人が感じる言葉にできない独自の質感のこと」だそうです。

よくわかりません・・・

他のサイトで調べたら、もっとわかりやすく説明されていました。

要するに、人それぞれ感じる感覚が違うよねってことです。

例えば、赤いリンゴを見たとき、その色(赤さ)は一緒ではなく、人それぞれ違うはずです。

草津温泉に入った時に、私はめっちゃ熱い、と感じるけど、隣のお爺さんは平気で入っています。

ケーキを食べたときの甘さだって人それぞれです。

小説を読んだ時に頭に浮かべる映像も違いますよね。

だから、同じ経験をしても感じ方は違うし、感情も違うし、思考も違うし、当然、記憶やアウトプットも違ってくるんですね。

で、これを言語化して伝えるのはほぼ不可能です。

お互い神経が伝わっていれば、その感覚を正確に伝えることはできますが、それができないとなると言葉、絵、音楽しかない。

でも限界があります。

ということは、息子が言った言葉、

「AIにはクオリアがないからね」

は、非常に的を得ている。俺より賢い・・・