未来を哲学する

未知なる世界を探求、想像し、哲学的な視点から独自の考察を紡ぐブログです。

海を見て、深さがわかるのか?

昨日、パソコンに向かって難しい顔人を見かけた。

何をしているのか尋ねると、プログラムが読めるようになるために勉強(関数を覚える)しているのだと。

その人はHTMLでWebページやPhotoshopでロゴを作ったりとデザインの仕事は出来るが、プログラムはできない。

私は若い頃はプログラマーだったので、一応イロハはわかっている。

プログラムを読めるようになりたいなら、関数を覚えるのではなく、何の言語でも良いからプログラムの構造を理解することから始めた方が良いとアドバイスした。

プログラム言語によって多少のお作法の違いはあれど、基本的な概念や文法は差ほど変わらないのである。

しかし、そんな時間はないからこれで良いのだと返された。

これ以上この話題を引っ張ると、1メートル前の壁にボールを投げて自爆するようなものなので、閉口した。

これは正に、英語の勉強で文法を学ばずにひたすら単語だけ覚えるようなもの。

単語の意味は分かっても、文脈が理解できない。

でも、世の中には上辺だけで本質を理解しない輩は沢山いる。

海を見渡しただけで、海の深さなんてわかりっこないのにね。

実に悲しい。